初めてのC#①

初心者のC#

初めてのC#

最近は動画を使ったプログラミング学習を行っている人が多くなってきていると思います。
昔は今ほどスクールや動画サイトなど少なかったため勉強するのが一苦労だった記憶があります。今は便利な時代ですよね
でも勉強してみようかと思っている人で、お金とかは払わないでどんなものか試してみたいって人もいると思います。
なのでそんな人のために、無料で見れるこのブログで数回にわたって「C#の初心者講座」を行っていこうかなと考えています。需要があるかわかりませんが(笑)
この講座ではC#の実行環境が出来上がっているものとして話を進めて行きます。まだできていない人はこちらを見てください。
VisualStudioを持っている人はそちらでもかまいません。



初級編~文字出力~

まずは基本の文字列出力をしてみましょう。
つぎのコードを書いてみましょう。ファイル名は「Sample1.cs」とします。

    public class Sample1
    {
        public static void Main( string[] args )
        {
            System.Console.WriteLine( "Hello World" );
        }
    }
        
のちに扱うかもしれませんが、当分は「public class ○○」と「public static void Main」には触れません。おまじないと言われるやつですね。
プログラムを書くための骨組みだと思ってください。
というわけで本題に戻り、上のコードを実行するとコンソールに「Hello World」と表示されていると思います。
コマンドラインから操作している人は、「csc Sample1.cs」とし、その後「Sample1」と入力してみましょう。VisualStudioの人は実行ボタンを押してください。
これは、Mainの中のSystem.Console.WriteLineが出力をしています。WriteLineの()の中に表示したい文字列を入れることで、その文字列を表示できます。
では試しに、「Hello Wrold」を「こんにちは 世界」にしてもう一度コンパイルし実行してみましょう。
今度は「こんにちは 世界」と表示されましたよね。
最後に複数行表示してみましょう。以下のように書き換えて実行してみましょう。
  
    public class Sample1
    {
        public static void Main( string[] args )
        {
            System.Console.WriteLine( "1行目" );
            System.Console.WriteLine( "2行目" );
        }
    }
        
これで2行の文字列が表示されましたよね。表示する行1つにつきSystem.Console.WriteLineを1つ書きます。


初級編~変数(文字列)~

つぎは変数について学習してみましょう。
さっきのコードを書き換えてみましょう。

    public class sample1
    {
        public static void Main( string[] args )
        {
            System.Console.WriteLine( "こちらは私の友達の田中さんです。" );
            System.Console.WriteLine( "田中さんは背が高いです。" );
            System.Console.WriteLine( "田中さんは優しいです。" );
        }
    }
        
上のコードを実行すると文字列が3行表示されたと思います。
では、田中さんではなく佐藤さんにしてみましょう。WriteLineの()の中の文字列で田中さんを佐藤さんに書き換えます。
今回修正するのは3行分ですが、実際はもっとあることが多いです。毎回それ全部を修正するのは非効率ですよね。そこで変数というものを使います。
変数とは簡単に言うとデータを入れておく箱です。箱には文字列や整数、小数が入る箱などがあります。
今回は文字列を扱うためstringという箱を用意します。次のようにコードを書き換えてみましょう。
    public class sample1
    {
        public static void Main( string[] args )
        {
            string name = "田中さん";

            System.Console.WriteLine( "こちらは私の友達の" + name + "です。" );
            System.Console.WriteLine( name + "は背が高いです。" );
            System.Console.WriteLine( name + "は優しいです。" );
        }
    }            
        
これを実行しても変更前と同じ文字列が表示されたと思います。
    string name = "田中さん";
        
これが、変数の宣言で、「nameという名前の文字列の箱を用意して、”田中さん”を入れます」という意味です。
変数を使うときは、このように「型の種類、変数の名前、=、初期値」の順番に書きます。
これで「name」を呼び出すと中に入っている値が渡されます。
WriteLineの()の中の文字列も変わっています。今まで異なり文字列と変数の間に「+」があります。
このように文字列は「+」を使うことで繋げる事ができます。今回のコードでは以下のようになっています。
    こちらは私の友達の" + name + "です" ⇒ "こちらは私の友達の" + "田中さん" + "です" ⇒ "こちらは私の友達の田中さんです"
        
このように変数を使うことで、何回でも使用でき修正も簡単になります。では、nameの「田中さん」を「佐藤さん」に変更してみましょう。
変更するコードは以下の1行です。
    string name = "佐藤さん";
        
修正したら実行してみましょう。すると全て「佐藤さん」になっていると思います。
このようにコード内で何回か使うものは変数に入れておくことでコーディングがしやすくなります。


初級編~変数(数値)~

さっきは文字列の変数を扱いましたが、今度は数値の変数を使用してみましょう。
またコード少しいじります。

    public class sample1
    {
        public static void Main( string[] args )
        {
            string name = "田中さん";
            int age = 20;
        
            System.Console.WriteLine( "こちらは私の友達の" + name + "です。" );
            System.Console.WriteLine( age + "歳です。" );
        }
    }
        
今度は年齢を扱う変数を作成しました。
    int age = 20;
        
stringのときと同様に、「型の種類、変数の名前、=、初期値」の順に書きます。
意味は「ageという名前の整数の箱を用意して、20を入れます」となります。今回は文字列ではないため「""(ダブルクォーテーション)」は必要ありません。
出力のところで、「age + "歳です"」となっていますが、数値の変数であっても、「+」を使うことで他の文字列と結合し、1つの文字列として扱うことができます。

最後に各自でnameintの値を変えて実行し、変数の使い方を練習してみましょう!


※補足

stringintなどは一度宣言したあとは以下のように「変数名=数値」で変数の値を更新することができます。

    string name = "田中さん";
    name = "佐藤さん";
        


まとめ

今回は、文字列の出力と変数について学習しました。
これらは今後の講座でも普通に使っていくのでしっかり覚えておいてください。
プログラミングで大切なことは、サンプルコードを自分なりにイジってどうなるかを確認してみることです!!
今回はこの辺で、ではまた!

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