PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件

PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件

PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件

以前Youtubeに【便利】Power Appsで勤怠管理アプリを作成する!という動画を投稿したのですが、そのコメントを読んでいるとどうやら上手く作成できない状況になっているようでした。。

気になり、再度フローを1から作成してみたところ、トリガーが「PowerApps(V2)」になっていることに気が付きました。
でも「まぁ内部動作の変更くらいでしょ」と油断していたら、まさかの引数部分の仕様が変更に。。。

なので今回は、Power Appsから、Power Automateのフローを呼び出す方法を「V2」バージョンで紹介しようと思います。


引数の指定方法

今まであれば、トリガーには設定項目がなく、以降のステップにて「PowerAppsにて確認」を設定することで引数指定することができていました。(下図)

しかし、V2になってからトリガーに値が指定できるようになっています。
つまり、トリガー部分で引数を指定し、後続の各ステップでは値を呼び出すだけに仕様変更されています。
引数を設定するには、各引数に対して2つの設定を行います。
  • ユーザー入力の種類の選択
  • こちらは変数の初期化を行う際に指定する「種類」と同等です。(プログラミングなら変数の型ですね)
    文字列を引数にする場合であれば、「テキスト」を選択します。

  • 引数名と説明
  • 「ユーザー入力の種類の選択」を行うと、次のように表示されます。

    これが初見では迷うのですが、どうやら「入力」というのが「変数名」、「入力を指定してください」が「値の説明文」のようです。
    例えば、デフォルト値のまま保存してPowerAppsから呼び出すと、下記のように表示されます。
    ※値の説明文いらないじゃん。。

トリガーで引数の設定ができれば、後はステップの値部分で引数名を指定すればOK!
例えば、次のように変数設定している場合、
これを変数の初期化の初期値として設定したいのであれば、値部分に「test」を指定してあげればOK!

これで、引数を設定し、呼び出しを行うことが可能になります。


v2に書き直し

冒頭で紹介していたフローをV2に書き換える場合は、次のようになります。(必要部分のみ抜粋)


まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はPowerAppsからPowerAutomateを呼び出すトリガーが更新され、引数の設定方法が変わったことについて紹介しました。
正直、昔の仕様から「何でトリガーで指定しないんだろ」と思っていましたが、まさか急に変更になるとは思っていませんでした。。

またしてもMicrosoftの嫌いな部分が出てきた気がしますが、正直コロコロ仕様が変えられるの困りますね。。
私はYoutubeでPowerPlatformの機能や構築方法を紹介しているので、昔の動画通りに作成できなくなってしまいます。
せめて昔のトリガーも残しておいてくれさえすれば、それを指定することで回避できるのですが。。うーん、、

そんなこと言っていても仕方ないので、今回はこの辺にします。
他のステップやトリガーで仕様変更になっている場合は、コメントなどで教えてもらえると助かります。
ではまた!!

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