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Summarin(web版)

文書要約アプリ「 Summarin 」のweb版を公開しました。 iOS版やandroid版とは異なるモデルを利用しており、利用できる機能も少しことなります。 アプリのライセンスにも記載していますが、 CyberAgent が公開した大規模言語モデル cyberagent/open-calm-medium を利用しています。 このモデルを インストラクションチューニング して要約などをできるようにしたものです。 This model is a fine-tuned version of OpenCALM-medium developed by CyberAgent, Inc. The original model is released under the CC BY-SA 4.0 license, and this model is also released under the same CC BY-SA 4.0 license. For more information, please visit: https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/

C#(Dotnet)でCSVファイルを扱う

C#(Dotnet)でCSVファイルを扱う C#(Dotnet)でCSVファイルを扱う 以前、 C#でCSVファイルを読み込む にて、 C# (dotnet) で CSVファイル を読み込む方法を紹介していました。 前回からの改良点や、追加した部分を紹介していこうと思います! なおGitには最新のコードやdllを配置しているので、よかったら見てみてください。 「こうするべきでは?」というのがあれば連絡もらえると嬉しいです! ・ https://github.com/flying-YT/CSV4net/tree/master 読み込みクラスの改良点 以前のコードでは値をそのまま配列に格納していましたが、ダブルクォーテーションで囲われている場合はダブルクォーテーションを含めて配列格納していました。 しかし、実際には値はダブルクォーテーションを含まず取り出したいケースがあると思い、囲っているダブルクォーテーションを削除するように仕様変更しています。 具体的な変更点としては、下記配列を格納する部分で正規表現を使っています。 変更前 var strArray = new string[separateList.Count]; foreach (var item in separateList.Select((value, index) => new { value, index })) { strArray[item.index] = item.value; } 変更後 var strArray = new string[separateList.Count]; foreach (var item in separateList.Select((value, index) => new { value, i...

PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件

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PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件 PowerAppsの呼び出し仕様がV2で変わっている件 以前Youtubeに 【便利】Power Appsで勤怠管理アプリを作成する! という動画を投稿したのですが、そのコメントを読んでいるとどうやら上手く作成できない状況になっているようでした。。 気になり、再度フローを1から作成してみたところ、トリガーが「 PowerApps(V2) 」になっていることに気が付きました。 でも「まぁ内部動作の変更くらいでしょ」と油断していたら、まさかの引数部分の仕様が変更に。。。 なので今回は、 Power Apps から、 Power Automate のフローを呼び出す方法を「V2」バージョンで紹介しようと思います。 引数の指定方法 今まであれば、トリガーには設定項目がなく、以降のステップにて「PowerAppsにて確認」を設定することで引数指定することができていました。(下図) しかし、V2になってからトリガーに値が指定できるようになっています。 つまり、トリガー部分で引数を指定し、後続の各ステップでは値を呼び出すだけに仕様変更されています。 引数を設定するには、各引数に対して2つの設定を行います。 ユーザー入力の種類の選択 こちらは変数の初期化を行う際に指定する「種類」と同等です。(プログラミングなら変数の型ですね) 文字列を引数にする場合であれば、「テキスト」を選択します。 引数名と説明 「ユーザー入力の種類の選択」を行うと、次のように表示されます。 これが初見では迷うのですが、どうやら「入力」というのが「 変数名 」、「入力を指定してください」が「 値の説明...

MAUIのiOSアプリで90717が発生する場合

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MAUIのiOSアプリで90717が発生する場合 MAUIのiOSアプリで90717が発生する場合 MAUI でアプリを構築し、いざ App Store Connect に送信しようとした際に、 90717 のエラーが発生して転送完了しないことがありました。 ネットで解決を方法を検索して、それを試してもうまく行かず、時間をかけすぎたことがあったので、備忘のためにブログに残したいと思います。 解決方法 ネットで解決方法を検索すると、 アプリアイコンの背景が透過 されていると発生するとのこと。 アイコンの元ファイルを確認したところ、透過していたので修正して再度ビルド、転送を実施。 しかし、同じく 90717 が発生して転送できませんでした。 何回かリビルドなどを繰り返してもうまく行かず、検索してもネイティブの情報しか出てこないため四苦八苦していたところ、Githubのissueに同じくMAUIで事象が発生している人を発見。 https://github.com/dotnet/maui/issues/11124#issuecomment-1304723081 上記リンクで回答されているのですが、csprojファイルのアプリアイコン部分の記述に Color を指定するだけでした。 <!-- App Icon --> <MauiIcon Include="Resources\AppIcon\appicon.svg" ForegroundFile="Resources\AppIcon\appiconfg.svg" Color="#000000" /> 「まさかこれだけで解決するなんて」と思っていましたが、colorを指定してビルド、app storeに転送したら無事完了しました! なんと、csprojファイルの指定をするだけだったと...

dotnetでTeamsのトランスクリプトを活用

dotnetでTeamsのトランスクリプトを活用 dotnetでTeamsのトランスクリプトを活用 仕事で Teams を使っている人は多いのではないでしょうか。 その流れでTeams会議を使っている可と思いますが、Teams会議には文字起こし機能「 トランスクリプト 」が存在します。 精度は少々残念ですが、自動的に作成してくれ、かつ話者ごとに分割して表示してくれます。 皆さんはこの トランスクリプト を活用したいと思ったことはないでしょうか。 できればトランスクリプトを議事録の作成に使いたいと思ったことはあると思います。しかし、ダウンロードできる Vttファイル は、そのままではデータ操作しにくいものです。 なので今回私はトランスクリプトを活用するべく、 Vttファイル を CSVファイル に変換し、かつフィラー除去(※)などを行えるライブラリを作成したので、ここで紹介したいと思います。 ※「あ、」や「えっと」などの不要語を取り除くこと 自作ライブラリ紹介 ライブラリはGitにアップしているので、ぜひ活用していただければと思います。(こう処理を変えるとよいなどのアドバイスいただけると嬉しいです。) ・ Transcript4CSV 基本的には使い方は README.md に記載してはいますが、こちらでもざっくり紹介します。 dllをプロジェクトに追加 Gitのリリースからdllをダウンロードしていただき、自分のプロジェクトに追加してください。 usingの追加 呼び出すファイルにusingを追加します。 using Transcript4CSV; ...

PowerAutomateでタスク再割り当てを実施する

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PowerAutomateでタスク再割り当てを実施する PowerAutomateでタスク再割り当てを実施する 以前、下記動画にて Power Automate でタスク割当をして Teams で連絡するフローを作成しました。 この動画のコメントにて、「担当者の再割当てをする方法」の確認がありました。 私も少し気になったので、上記動画で構築したものをベースに、新しく 担当者再割当てフロー を作成してみたいと思います。 フローの作成 今回のフローでポイントとなるのが、「再割当て依頼のメッセージをトリガーにする」ことです。 また、Teams内で再度案内をしたいので、「返信するためのスレッドIDを取得する」ことも意識していきます。 ※突貫で作成しているので、実際もっと効率良くできる方法はあるかもしれません。 キーワードが言及されたとき まずはフローのトリガーを作成していきます。 Teamsのチャネル内で再割当て依頼のメッセージを検知した際に起動させたいので、 自動化したクラウドフロー からTeamsで絞り込み、 キーワードが言及されたとき を設定します。 フロー編集画面においては、対象のキーワードやチャネルを指定していきます。 担当者の再割当て 動画でも紹介している方法で、担当者の再割当てを実施します。 ...

MAUIでCS8795が発生するときの解消方法

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MAUIでCS8795が発生する MAUIでCS8795が発生するときの解消方法 xamarin のサポートが終了を迎えるため、現在 MAUI への移行を進めているのですが、毎度毎度発生する下記のエラーについて対処をまとめたいと思います。 CS8795 部分メソッド ‘XXXXX’ にはアクセシビリティ修飾子が指定されているため、実装部分が必要です。 XamarinのDependencyServiceのように、同じメソッドでプラットフォームごとに処理を分ける方法を実装していると発生します。 Microsoftのページ通り に実装しても、なぜかエラーが発生するのです。。 ちなみにエラーが発生しますが、デバックモードであれば問題なく稼働しますが、リリースビルドをすると止まってしまいます。 これを今回は解消していきます。 ちなみにプラットフォーム別の処理を実装する方法は こちら が参考になります。 対象以外のプラットフォームを取り除く 方法としてはタイトル通りで、対象外のプラットフォームをコンパイル対象から外します。 なお、対象とするプラットフォームにはすべて実装できているものとします。 下記順番に実施していきます。(後半は念のため) プロジェクトのプロパティから取り除く 下記の通りプロジェクトのプロパティから、対象外のプラットフォームのチェックを外します。 .csprojからも取り除く .csprojからも下記のように対象外とするプロジェクトをコメントアウトします。 Platforms配下のフォルダを削除 ここまで...