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Open Notebook日本語化!システムプロンプトを書き換えて精度を劇的に向上させる方法

Open Notebook日本語化!システムプロンプトを書き換えて精度を劇的に向上させる方法 前回の記事では、LM StudioとOpen Notebookを使って、完全ローカル環境で「自分だけのNotebookLM」を構築する方法を紹介しました。 ▼前回の記事はこちら NotebookLMのローカル版「Open Notebook」をLM Studioで完全オフライン構築してみた! 環境構築はできたものの、使っているうちに「回答が英語になりがち」「日本語のニュアンスが少し変」と感じることはありませんか? 実は、Open Notebookの動作を司る「システムプロンプト」はデフォルトで英語で書かれています。これを日本語化することで、ローカルLLMが日本語の文脈を理解しやすくなり、回答精度や自然さが劇的に向上します。 今回は、このシステムプロンプトの日本語化手順と、具体的な書き換え内容を全ファイル分公開します。 仕組み:プロンプトはどこにある? 実は、前回の記事で作成した時点の docker-compose.yml には、プロンプトを変更するための設定は含まれていませんでした。 そこで、Open Notebookのソースコード(GitHub)を確認してみたところ、AIの挙動を定義しているシステムプロンプト(.jinjaファイル)は、コンテナ内の /app/prompts というディレクトリにまとまっていることが分かりました。 つまり、 ローカルに日本語化したプロンプトファイルを用意し、それをコンテナの /app/prompts に上書き(マウント)してあげれば、挙動をカスタマイズできる ということです。 これを実現するために、 docker-compose.yml の volumes セクションに以下の行を追加設定します。 volumes: - ./notebo...